大阪府下水道ボランティア 令和4年度活動報告
1.はじめに
当会は、平成17年度から大阪府の下水道事業に従事した者が中心に活動しています。当会の目的は、会員自らが長年培った知識・経験を活かし、大阪府の流域下水道事業を支援するとともに、環境問題にも関心を継続して自己研鑽を図ることです。主な活動は、大阪府(流域下水道事務所)が実施する広報活動や環境教育などの取り組みをサポートすることです。
2.令和4年度の活動について
コロナ対策の政府並びに大阪府の行動要請に従いつつ、令和4年度は徐々に活動を再開していきました。
【総会】
総会については、議案はメールによる書面決議としましたが、その結果報告と懇親会を6月8日(水)15時から開催しました。令和元年以来3年振りのリアル開催となりましたが、30名の出席を得ました。懇親会はルールに則ったマスク会食で、出席者から「コロナは怖いけど、やはり顔が見えるのがよい」との声が多く聞こえました。
【出前講座】
南部流域下水道事務所が実施する出前講座は、実施する学校のコロナ対策もあり、昨年度まで要請がありませんでしたが、令和4年度は支援要請が6・7月に2校(阪南市)ありました。それぞれ2名の会員が水質試験などのサポートを行いました。
出前講座は、府職員含めスキルを維持向上するためには継続的な取り組みが欠かせません。次年度以降は、更に拡大するのを期待しています。なお、渚水みらいセンターでの体験田や中央・高槻水みらいセンターの施設見学会などは実施されませんでした。
【現場研修会】
当会独自の取り組みとして、コロナの状況を見極めながら現場研修会を復活させました。東部流域下水道事務所の協力を得て、11月29日(に大阪府で唯一施工中のシールド工事現場である「門真守口増補幹線(第1工区)」を見学しました。 当日は生憎の雨模様でしたが22名が参加。施工者のJV事務所で工事概要説明のあと、発進立坑~シールド坑内を見学し、活発な質疑がありました。かつて多くにシールド工事を経験した我々であるが、最新の現場を知ることができました。また、見学会の反省会には、事務所幹部にも出席いただき、久し振りに意見交換できました。
【研修会及び意見交換会】
次に、当会主催の行事として昨年度より再会した研修会(講演会)を令和5年2月8日(水))にドーンセンターにて開催、28名に参加いただきました。
下水道室より二人の講師を迎え、遠藤計画課長補佐からは「新たな社会的ニーズへの対応について」と題して、「大阪府市下水道ビジョン」に基づく府市連携の取り組みやカーボンニュートラルの対応などを報告いただいた。府庁で最大の排出源が流域下水道事業でその対策が求められているとのこと。
また、石川計画G総括主査からは「下水道のPRについて」講演いただきました。古くからの課題ですが、国も含めて積極的に取組み、下水道室HPに「プラットホーム」を開設して横断的に広報活動展開中とのこと。
研修会終了後は、下水道室長ら幹部職員にも参加いただき、親しく意見交換を行いました。
3.令和5年度の活動
今年度は、新型コロナ感染症が5類に移行するのに伴い、5月25日(木)の総会から活動スタートします。
早速、各流域下水道事務所から支援要請があり、今年度はコロナ禍以前の活動になりそうな予感です。会員の皆さまには、コロナが完全に収束した訳ではないので、健康と感染防止に心がけての活動参加をお願いいたします。 |